食道がんの症状と治療方法

食道がんの特徴や症状について

食道がん

食道がんの平均発症年齢:50代後半~60代前半

食道がんとは、口と胃をつなぐ25cmほどの筒状の食道にできるがんで、アルコール度数の高いお酒や熱いものを習慣的に摂取すると、粘膜が炎症をおこし食道がんの発症リスクが高くなります。
食道の周りにはリンパ管や血管が豊富に通っているので、それらの流れに乗って別の臓器に転移されると完治が非常に難しくなります。
初期症状として、食べ物を飲み込んだときに喉の奥がチクチクと痛んだり、熱いものを飲み込んだときにしみるように感じたりします。
しかし食道がんが大きくなるとこのような症状が無くなるので、気にしなくなり放っておかれることも少なくありません。
健康診断や人間ドックのときに内視鏡検査で発見されることが多く、早期であれば治る確率も高くなります。

食道がんのステージ別5年生存率

食道がん円グラフ

食道がんのステージ別5年生存率データ

食道がんの各ステージにおける5年生存率
ステージ1   85.4%
ステージ2   51.3%
ステージ3   26.6%
ステージ4   11.6%

放射線治療を行なうことが多く、手術率は50%と低いです。
血流やリンパ流が豊富なため、転移しやすく予後が悪い傾向があります。
病期が進むごとに生存率が目に見えて悪化します。

食道がんと3大標準治療の適応度

手術

食道がんの治療法は手術が最も一般的です。 がん腫瘍を含めて食道を切除し、同時にリンパ節を含む周囲の組織も摘出します。 食道を切除した後は、食物の新しい通り道を再建する必要があります。

手術の詳細

抗がん剤

食道がんに対しては手術の他に、抗がん剤と放射線治療を合わせて行なうことがあります。 ただし、抗がん剤と放射線の併用療法は副作用も強くなるので、体力が十分でない場合は放射線療法のみが望ましい場合もあります。

抗がん剤の詳細

放射線

食道がんの手術の前に、放射線治療を行なうことがあります。 根治を目指す治療の場合は、抗がん剤と同時に治療を行ないます。 他にも姑息療法と言って、がんの症状を和らげるために放射線治療が行われることもあります。

放射線の詳細

食道がんに効果が期待できる最新医療

がん遺伝子治療

食道は、がんが上下に広がりやすく、胃や腸のような漿膜(外側の膜)を持たないので周囲に浸潤しやすいという、治療において厄介な性質があります。遺伝子治療はそうしたがんに対して大きな効果を発揮します。点滴で全身に遺伝子を巡らすと同時に、内視鏡を使って病巣にがん抑制遺伝子を打ち込むことで、そこからリンパ流に吸収され、体内のがん細胞を消し去ってしまうことが期待できます。

がん遺伝子治療の詳細

免疫細胞治療法

免疫細胞療法は食道がんに対しても有効な治療法です。 食道、腹膜、腎臓などに転移してしまい、放射線治療が難しいと診断されるような末期の癌に対しても有効性を示した実例があります。 がん遺伝子治療と同様に、放射線や抗がん剤治療との相乗効果が期待できます。 1クールの治療で劇的に効く人もいれば、何度か繰り返すことで徐々に腫瘍が小さくなっていく人もいます。

免疫細胞治療法の詳細