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2018年03月14日

KBS京都テレビで放映されたがん遺伝子医療の情報番組の書き起こし

KBS_KYOTO_TV

2018年3月に放映された医療最前線 遺伝子医療でがんに挑むプロフェッショナルドクターの映像を書き起こしました。

当日、番組視聴が出来なかった方やYouTubeを見られない環境にいる方に情報を知って頂くための記事となります。

既にクリニックのYouTube公式アカウントが映像をアップロードしているので、YouTubeが視聴可能な方はこちらからご覧下さい。

医療最前線 遺伝子医療でがんに挑むプロフェッショナルドクター

KBS1
ナレーター:
厚生労働省の統計によると
今やがんに掛かるのは2人に1人の時代
そしてがんによる我が国の死亡者数は
年間約37万4000人

患者Aさん 胆のうがん 胆管と肝臓に転移あり

KBS2
患者Aさん:
CTの画像を見ながら担当医から説明があって、胆嚢の半分に腫瘍があり胆管とリンパ節に転移していて、肝臓にも転移が3つほどありました。

患者Bさん:
自分でしこりに気付いて総合病院に行って検査したところ、左胸に腫瘍があって乳がんだと。

患者Cさん:
自分ががんなんだと、これからどうしたらいいのかなと思い、一週間くらい過ごした。

ナレーター:
日本のがん治療は3大治療が確立されている
手術などの外科的治療
抗がん剤による化学療法
放射線をがんに照射する放射線治療である

この3大治療に加えて
第4の治療法として新たに期待されているのが
がんの遺伝子医療だ

KBS3
患者Dさん:
私も遺伝子医療に関しては以前から聞いていました。すぐに話を聞こうとこちらに来院しました。

GENE大阪クリニック小林院長:
手術・化学療法・放射線療法がありますが、この3つと遺伝子医療を同時併用して治療を行なっても問題はありません。

GENE東京クリニック津坂院長:
遺伝子医療の一番のメリットは抗がん剤に伴うような吐き気、しびれや脱毛など遺伝子医療ではほとんど見られない。

ナレーター:
がんに立ち向かうために
医師や患者たちが期待を寄せる遺伝子医療
その可能性に迫った

医療最前線 遺伝子医療でがんに挑むプロフェッショナルドクター

KBS4

ナレーター:
がんは遺伝子で治療する時代に入った

がん抑制遺伝子を使いがんを死滅させる
新しい治療法に取り組んでいる医療機関が
東京 大阪にある

KBS5
ナレーター:
東京都中央区銀座
GENE東京クリニック

東京都内にお住いの患者Aさん
半年前近くの病院で検査を受けた
CT検査の結果 胆のうがんのステージ4と診断され
既に胆管や肝臓にも転移していたという

胆のうがんとは

胆管とは肝臓で作られた胆汁を流す管であり
胆のうは胆汁を蓄える働きをする
胆のうがんの発症には胆石が関係しているといわれる

初期の段階では主立った症状はみられないが
症状が進行すると胆石による右わき腹の激しい痛み
食欲不振 体重減少 発熱がみられる

進行性の胆のうがんでは
上腹部痛 黄疸 腹部にしこりが見られるといった症状が
順番に見られる

胆のうの壁は薄くがんはすぐに浸潤する
また種をばらまいたように転移するため
胆のうがんは約45%が切除不能となる

患者Aさん:
胆のうの半分くらいに腫瘍があり、その時点でステージ4と言われた。
治療方法は外科手術はできない。放射線治療もできない。
唯一残されたのが化学療法しかありませんと言われ、ゲムシタビンとシスプラチンの抗がん剤治療に入った。

≪遺伝子医療の受診の経緯は?≫
患者Aさん:
標準治療と併用できるので、両方の相乗効果をすごく期待している。
治療も3時間くらいで点滴だけなので、そんなに体に負担がかからないので私はこの遺伝子医療を続けていこうと思っています。

GENE東京クリニック院長 津坂憲政

KBS6
ナレーター:
GENE東京クリニック院長
津坂憲政

1992年 慶応義塾大学 大学院 医学研究科卒業後
米国オクラホマ医学研究財団研究員になり
1995年医学博士を取得
津坂は国内外でがん医療を学び
がん遺伝子医療の普及に取り組んでいる

KBS6-1
津坂院長:
左側が治療前のCTなんですね。この部分は胆嚢にある腫瘍だったんですけども、この部分は11月のCTで胆のう部分の腫瘍の大きさがかなり小さくなっている。
CA19の9という腫瘍マーカー。こちらは治療前が300以上あったのが、順調にずーっと下がってきまして今は200近く。
治療としてはかなりうまくいっているのではないかと。
もちろん抗がん剤の治療も続けられているので相乗効果が出ているんじゃないかと思います。

ナレーター:
本日治療を終えAさんは帰宅した

津坂院長:
この男性の方は64歳で胆のうがんと診断されました。診断時には肝臓骨盤内のリンパ節にも転移していた。
その後当院を受診されこちらが治療前のCTです。胆のうに大きな腫瘍、肝臓にも何か所が転移がみられた。
この方は週一回当院で遺伝子医療の点滴を続けられ、胆嚢の腫瘍も小さくなり肝臓の転移も小さくなった。リンパ節の転移も小さくなりました。
本人も最初は食欲もなく胃の痛みを訴えていたが、治療が進むにつれて食欲も出てきたし本人も元気になられて通院されています。

KBS7
ナレーター:
人の身体は約60兆個の細胞で出来ており
一つ一つの細胞の中には
生命の遺伝情報DNAが含まれている

正常な細胞はそれぞれの役割に応じて
決まった周期で細胞分裂を行ない増殖を繰り返す
だがDNAの損傷などによる異常が感知され
完全に修復できない場合は周りの細胞を守るために
アポトーシスと呼ばれる細胞自滅機能が働くのだ

津坂院長:
がん細胞そのものが昨今解明されてきて、様々な遺伝子医療によって起こってくることがすでに色々と証明されてきています。
本来自分の細胞だったものが色々な遺伝子異常によって、遺伝子異常がある細胞は体の中にあってはいけないので、色々な形で体が排除しようとします。
その時に重要になってくるのががん抑制遺伝子です。

遺伝子に傷がついた細胞を排除する時にスイッチとして役割を行なうのががん抑制遺伝子です。
この抑制遺伝子がONになって遺伝子に傷がついた細胞を破壊させるのですが、がん細胞そのものががん抑制遺伝子にも異常があって、その細胞が死ななくなってしまう。
傷がついたままで増殖するのが癌細胞が増える原因です。

当院の遺伝子医療は正常ながん抑制遺伝子を血液の中に点滴で送り込む手法です。
さらにがん細胞の中までがん抑制遺伝子が到達して、がん細胞が本来遺伝子に異常があるので自ら自爆する形に持っていくのが当院の遺伝子医療です。

ナレーター:
つまり何らかの理由でDNAを傷つけると
細胞の設計図に狂いが生じてがん細胞の一因となることが
近年明らかにされてきた

患者Bさん 乳がん リンパ節に転移あり

KBS8
ナレーター:
茨城県にお住いの患者Bさん
胸のしこりに気付き近くの病院を受診
総合病院を紹介され精密検査をした結果
右胸に腫瘍 さらにリンパ節にも転移がみられ
ステージ2bと診断される

乳がんとは

乳がんは乳腺の小葉上皮
あるいは乳管の上皮が悪性化したものだ
女性の乳房は乳頭を中心に乳腺が放射状に並んでおり
それぞれの乳腺は小葉に分かれ
小葉は乳管という管で繋がっている

乳がんはこの小葉と上皮細胞から発生する
乳がんは5mm~1cmほどの大きさになると
触って気付けるほどのしこりになる
しこりが皮膚の表面に近い場所にできると
皮膚がえくぼ状にくぼんだり赤く腫れたりすることもある
乳がんが血管やリンパ管に浸潤すると全身の血流にのって
リンパ節 骨 肺 肝臓 脳などに遠隔転移する

≪検査を受けた当時の状況は?≫
患者Bさん:
ステージ2bで抗がん剤の治療が始まって3週間に1回ずつが4回終わって、その後手術をして腫瘍とリンパ節を取って術後はホルモン療法で毎日薬を飲んでいる。
抗がん剤の時には吐き気がひどくて、点滴を打った夜から3日くらい動けない状態ですごく辛い時間でした。

KBS9
≪遺伝子医療の受診の経緯は?≫
患者Bさん:
標準治療を進めていく中でそれだけでいいのかと疑問が湧いてきたので、そこから主人が情報を集めてくれて、その中でこちらの遺伝子医療に目が止まったので話を聞きに来ました。

ナレーター:
診察室へ向かうBさん

津坂院長:
CA15の3という乳がんの代表的な腫瘍マーカーですが、手術の前に28まで上がって、手術後には23、それから遺伝子医療を続けながら19.7とだいぶ下がってきている。
手術後も遺伝子医療とホルモン療法を続ければ正常値の中でもさらに下がっていくのではないか。
効果の方はかなり上がっているのではないかと思います。

ナレーター:
Bさんは2クール終了後の効果判定を受けるため
提携先の検査機関でPET-CT検査を受けることに

後日PET-CT検査の結果が出たためBさんが来院した

腫瘍マーカーとPET-CTによる効果判定の結果
がんの再発や転移は無かったという

患者Bさん:
見るまではいくら手術で取ったり効果が出ている腫瘍マーカーの数値をみてもやっぱり不安はずっとあったので、画像として目で見て結果がわかったので安心しました。
今後に繋げていけると思いました。

患者Bさんの家族:
良好な結果を得られまして、早い段階で治療に踏み切ったのが結果に繋がったのかなと。
医師から早めに治療に踏み切るのが大事だとアドバイスを受けて決断して、遺伝子医療を受けて今日につながると安心しています。

KBS10
津坂院長:
この方は41歳の女性で左の乳房のしこりにご自身で自覚されてました。左の乳房に4cm位の腫瘍が見つかり、遺伝子医療を導入しました。
抗がん剤と併用して(腫瘍が)小さくなりました。
脇の下のリンパも腫れていましたが腫れも取れて手術をして全摘出しましたが、その後がんの種類によってホルモン療法が効きやすいがんでしたので、ホルモン療法と遺伝子医療を続けた結果、こちらに来られた時のPET-CTの画像ですが左の乳房リンパ腺にもがんが転移していたが再発や転移がない状況になりました。

患者Cさん 膵臓がん ステージ4b

KBS11
ナレーター:
名古屋市在住の患者Cさん
4ヵ月前に胃痛を訴え掛かりつけの病院を受診
胃の内視鏡検査を受けたが異常は見られず
胃痛も収まらなかったため
翌日他の臓器を精密検査したところ
膵臓がんが見つかりステージ4bの告知を受けた

膵臓がんとは

膵臓がんは胃の後方にある膵臓にできる悪性腫瘍だ
症状が無く臓器が体の奥にあるため
早期発見が難しいがんである

膵臓の部位は膵頭部 膵体部 膵尾部に分けられ
膵臓がんは膵頭部での発症が多く見受けられる

症状は食欲不振体重減少腹痛腰背中の痛みがあり
発症の多い膵頭部がんでは閉塞性黄疸や灰白色便があらわれる

≪検査を受けた当時の状況は?≫
患者Cさん:
主治医から残念なものを見つけたと言われ、間違いなく膵臓がんのステージ4bと言われました。

≪現在受けている治療は?≫
患者Cさん:
告知を受けてから抗がん剤を即始めたいと言われて、入院しながら抗がん剤治療を受けていました。
同時に手術してその時の副作用は、味覚が変わって全く食事が取れなかったです。

≪遺伝子医療の受診の経緯は?
患者Cさん:
実際に受けてみてなんてことないです。2時間の点滴だけで週一回だけですが、月曜日が抗がん剤治療で金曜日が遺伝子医療です。
一週間に一回東京に来ています。治療が終わった後は元気になって名古屋に帰っています。

KBS12
津坂院長:
こちらのSPan-1という膵臓がんの時に高くなる腫瘍マーカーが、970と相当高い値だったのが、サーっと良くなって正常値近いところまで下がり、そこからさらにどんどん下がりついには10くらいまでになっている。
相乗効果によって非常に下がってきています

ナレーター:
このようにGENE東京クリニックでは
がんの遺伝子医療を希望される患者を
全国から受け入れてはいるが
ベッド数に限りがあるため
現在では予約待ちの状態だ

そこで同院では患者の交通費負担や利便性を考慮し
昨年11月に関西の医療拠点を設けた

GENE大阪クリニック院長 小林賢次

KBS13
大阪 梅田 GENE大阪クリニック
院長 小林賢次

1991年 京都大学法学部を卒業後
富山医科薬科大学 医学部医学科に入学

必ずしも真実が勝つとは限らない法曹の世界に
疑問を感じていた最中
親友の父が末期の膵臓がんと診断される

親友に対し何もできない自分に
大きな無力感を感じたことが契機となり
医療の世界に進むこととなる

2000年に医学部を卒業後
国内の総合病院で研鑽したのち
病理診断や免疫細胞治療を中心にがん医療を学ぶ

さらにがん抑制遺伝子による医療の可能性に魅せられ
ゲノム医療の研究を開始

そして2017年にGENE大阪クリニックの院長に就任する

患者Oさん 前立腺がん

KBS14
ナレーター:
神戸市在住の患者Oさん
18年前より前立腺がんを患い
放射線治療 ホルモン治療 抗がん剤治療を受けたが現在効果が出ず
かかりつけの医療機関より緩和ケアを勧められたという

前立腺がんとは

膀胱の出口にある前立腺のがんで
日本人男性のがんを種類別にみると第4位
全体の約12%を占めている

前立腺の細胞が正常の細胞増殖機能を失い
自律的に増殖するようになったもので
遺伝子の異常が原因と考えられている

加齢と男性ホルモンが影響しているが
明確な関係性は分かっていない

前立腺がんはPSA検査と呼ばれる血液検査で早期の診断が可能だ

早期の場合症状はみられないが
やがてがんが大きくなり尿道が圧迫されると
頻尿や残尿など前立腺肥大症と同様の症状が現れる
尿が出なくなる尿閉の症状が起こる
がんがリンパ節や骨に転移すると
下肢のむくみや下半身麻痺を引き起こすこともあるという

今後の治療法について遺伝子医療を希望され
本日小林院長のインフォームドコンセントを受けるという

患者Oさん:
一般的に前立腺がんの薬のホルモン系を全て試したが、効果が無いということで保険内の治療では父は難しいので緩和ケアの方にしてみたらと言われて移ってきた。
前立腺がんなのでそういう所は治験もやってないので、どうにかならないかと(他の治療法を)探していたら遺伝子医療を教えてもらえた。

ナレーター:
遺伝子医療の仕組みをOさんに説明する小林院長

患者Oさん:
遺伝子まで入り込んでそこだけ修復することが出来るのかと疑問がある

小林院長:
元々p53・p16は自分の体の中にあるもので、ただそれに傷が付いて壊れて働かなくなった結果がんになる。
それを元に戻せばがんになる前の状態に戻れる。

ナレーター:
インフォームド・コンセントが終了し帰路に就くOさん

遺伝子医療はどのような治療タンパクを使用するかにより
治療効果に大きく影響するという

KBS15
小林院長:
使っている遺伝子は4つになります。CDC6shRNA・p16・PTEN・p53この4つの遺伝子に関してはほとんどのがんで使えます。
この4つを正しいものと入れ替えていくことが1つです。
ただ4つの遺伝子以外の遺伝子も壊れているものが沢山ありますので、それに関しては少しずつ新しい遺伝子医療が増えていく予定です。

ナレーター:
遺伝子医療において治療タンパクを投与するために
欠かせないのがベクターの存在だ
ベクターは運び屋として治療タンパクを
体内のがん細胞に届ける重要な役割を持つ

同院では発現期間が長く容易にがん細胞の核内に
治療タンパクを導入可能なレンチウイルスの一部を
使用したベクターを採用しているという

≪遺伝子医療のメリットは?≫
小林院長:
3大治療と同時にすることでカバーできない部分を遺伝子医療がカバーできると思います。

≪遺伝子医療のデメリットは?≫
小林院長:
点滴で入れていくので遺伝子の量が制限されます。
がんが大きい場合は遺伝子医療をしても数が足りないので時間がかかります。
もう一つのデメリットは自由診療になりますので、治療費が今のところ高額になります。

がん遺伝子医療の将来性とは

KBS16
ナレーター:
がん治療のあり方を根本から変える遺伝子医療
津坂院長にその将来性を伺った

津坂院長:
遺伝子医療は現在盛んに癌治療で遺伝子をターゲットとして検査に用いている。あるいはがん治療目標に色々なところに試みられている。
例えば患者さんのがん細胞の遺伝子異常に合わせながら抗がん剤を選ぶオーダーメイド医療。これは遺伝子検査から入る手法ですが、それだけでなくアメリカが先進で行われている患者さんそれぞれのがん細胞に足りない遺伝子を補う、あるいは元々死ぬことが無くなったがん細胞を自ら自爆させる、そういった遺伝子を導入する方法もある。

遺伝子医療そのものは激しい副作用が無く、比較的安全に投与出来る事が主な利点の一つです。

今後は患者さんにとって安全かつ副作用が無い、遺伝子医療がこれから望まれていく。
将来的には個々の患者さんにとって必要な遺伝子を、遺伝子検査によって特定できればその遺伝子だけを導入して遺伝子医療の姿がとっていけるのでは無いかと、そういう時代がやってくるのでは無いかと思っています。

怖くとらえていた疾患であったがんというものが、もう少しがんと共存できるような、そういった治療法が出来てくると思います。
がんが怖い病気では無く慢性的に付き合っていける時代がやってくるのではと考えています。

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